2010年11月3日水曜日

第3回研究・交流会のご案内

少し早いですが、第3回のご案内(一部仮)をさせて頂きます。
年初のお忙しい時とは存じますが、非常に面白い内容ですので、ぜひ多くの方のご参加をお待ちしております。
(19日の世話人会後に正式な内容をアップします)
来年の手帳をお買いになった方、真っ先にご予定に入れておいてください!

日時 : 2011(平成23)年1月8日(土) 13:30開始、17:00終了予定
      ※懇親会を終了後に行います(博多駅近辺を予定)
場所 : 福岡市博多区 麻生ビジネス専門学校前「キャンパスコア(6号館)」6階
      福岡市博多区博多駅南2丁目12番32号の前(地図はこちらから)
      ※ 地図上、「麻生ビジネス専門学校」が赤色で表示されています。
        その向かい(少し博多駅)側の建物です。
      ※ 博多駅筑紫口(新幹線側)から徒歩10分弱です。
テーマ:(仮・講師と調整中)
「地域からみた公共交通の役割とは?―まちづくりと公共交通の関連をマーケティングの視点から考える、特に医商連携によるまちづくりとかかわって」
講師 : 福岡大学 商学部 教授 村上 剛人氏

メールご登録の方には、またメールにてご案内しますのでよろしくお願いします。

10/30に第2回研究・交流会開催しました

10月30日(土曜日)、Qサポネット第2回研究・交流会を開催しました。
あいにく月終わりで色々事情があって急遽ご欠席になった方が相次いだり、九州に接近中の台風の動きが気になりましたが、約40名のご参加をいただきました。

今回も関西・静岡から足を運んで頂いた方がいらっしゃる一方で、西九州はじめ各地から初参加の方も多くいらっしゃるなど、前回とは若干変わった顔ぶれでの開催となりました。

講師の九州経済調査協会・片山次長から基調講演を頂き、小売業の現状と買物難民に関する話題提供、およびそれが新しいビジネスになることを、交通との観点も含めご教示いただきました。
引き続きのディスカッションでは、「買物難民」の定義から、それへ向けての対策、さらには課題・新たなビジネスモデルの提案もなされ、前回より時間を長くとったのですが、それでも足りないほど熱心な議論が展開されました。
議論の総括ののち、片山氏および次回講師の村上先生(福岡大学商学部教授)のコメントをいただき、次回の議論へのつながりが期待できる流れで終わりました。

引き続きの懇親会はおよそ3分の2の方が残って頂き、立場を超えた交流がお酒の勢いもあって進みました(1次会の会場で延長含め5時間近く滞在でした!)

詳細はまた写真を含め掲載しますが、議論の総括の資料をご希望のかたにご提供します。メールにて事務局(qsuppo.net<##>gmail.com : 送信時は<##>を半角アットマークへ変えてください)までお問い合わせください。

2010年9月28日火曜日

交通基本法に関して(情報提供)

運輸局さんの情報提供で紹介されていますが、交通基本法に関する議論がまた進められていくようです。
その際のご参考として、2010年8月号の『運輸と経済』(運輸調査局)に、交通基本法に関する特集が掲載されています。

手前みそですが、同号の特集記事で福岡市の「交通基本条例」に関する座談会が行われ、世話人の大井が参画させていただいております。
ご関心のある方は、下記から注文できますのでご確認ください。
座談会の記事内容についてお問い合わせがございましたら、Qサポネット事務局のメールアドレスまでご連絡ください。

運輸と経済 2010年8月号の紹介ホームページ
http://www.itej.or.jp/archive/unkei/uk201008.html
(記事掲載時点では、在庫がなくなっているようです。ご確認ください)

運輸と経済 ホームページ(運輸調査局の刊行物紹介ページ)
http://www.itej.or.jp/book.html

(問合せ)Qサポネット事務局 qsuppo.net<&&>gmail.com
       (送信時は、<&&>を半角アットマークへ)

【予告】第3回 勉強・交流会の開催日と内容が決定しました!!

第3回 勉強・交流会の開催日と内容が決定しました!!
ぜひご予定に入れておいてください!

期日 :2011年1月8日(土)午後
場所 :未定(福岡市内を予定)
テーマ:
(仮)「到来する少子高齢化社会と地域商業の行方~医商連携によるまちづくりから考える~」
講師 :福岡大学 商学部 教授 村上 剛人 氏

詳細は、決まりました後にお知らせします。

パブコメ募集・交通基本法関係情報(運輸局提供)

九州運輸局より、下記情報提供を頂きました。
ご関心のある方は、コメント投稿等お願いします。
------------------------------------
9月28日12時より、「元気な日本復活特別枠」要望に関するパブリックコメントが開始されました。
(〆切は10月19日(火)17時まで)
中で、地域公共交通関係の23年度予算要求である「地域公共交通確保維持改善事業」もパブリックコメント対象事業ですので、情報ご提供まで、ご連絡いたします。

同事業については、生活交通の存続危機地域において最適な移動手段が提供され、駅等のバリアフリー化等により様々なバリア解消を図ることを目的に、これまでの支援策を抜本的に見直して、創設しようとしている制度です。

まだ、次年度要求中であり、詳細について固まっていないところも多々ございます。
大枠の考え方について、以下の「補足参考資料集<☆>」をご覧いただければと思います。

☆パブコメのHPはこちらです☆
パブコメトップページ:
 http://seisakucontest.kantei.go.jp/
国交省要望一覧:
 http://seisakucontest.kantei.go.jp/project/list2.php?t=23
地域公共交通確保維持改善事業はこちら:
(各府省統一様式)
 http://seisakucontest.kantei.go.jp/project/detail.php?t=2327
(補足参考資料集<☆>)     
 http://www.mlit.go.jp/yosan/yosanH23/gaisan/genki/2327.pdf 
 ※スキームについて、これまでご提供してきた資料より追加されているものがあります。

○本パブリックコメントは、内閣官房のHPで特別枠要望一斉に開始されますが、全額特別枠要望である「地域公共交通確保維持改善事業」のパブリックコメントも実施されます。
国民目線での意見として、今後実施予定の「評価会議(仮称)」における政策の優先順位付けを行う際の参考とすることを主な目的として実施されます。 

○本パブリックコメントは、H22.7.26の閣議決定において、「特別枠」については、『国民に開かれた形で、「要望」政策の必要性や効果などを説明した上で、外部の意見なども踏まえて政策の優先順位付けを行う「政策コンテスト」を実施し、その優先順位に基づいて最終的には総理大臣の判断によって予算の配分を決める新たな手続き』の一環として、実施されるものです。

○今後の当面の予定としては、以下の通りです。
・9/28 12時~10/19 17時
  パブリックコメント実施
・10月目途
 パブリックコメントの結果等を参考としつつ、要望事項に関して政策の優先順位付けを行う場として「評価会議(仮称)」を設置

【ご参考情報】
○ 現在、国土交通省では、交通基本法の制定と関連施策の充実に向けた検討を行っているところであり、昨年11月からの「国土交通省交通基本法検討会」の検討を経て「基本的考え方(案)」が6月22日に発表されたところです。
これまでの検討会の経緯はこちら:
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/transport/sosei_transport_fr_000040.html
交通基本法の制定と関連施策の充実に向けた基本的な考え方(案)はこちら:
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo12_hh_000026.html

2010年9月26日日曜日

第2回研究交流会ご案内&第3回予告

大変遅くなりましたが、第2回の勉強・交流会のご案内を掲載します。ぜひご参加ください。

1.開催日時   2010年10月30日(土)
         勉強会 13:30~17:00
         懇親会(希望者のみ) 17:30~19:30
2.会場     (財)九州経済調査協会 6階大会議室
         (福岡市中央区大名1-9-48)
         http://www.kerc.or.jp/about/access/
   【アクセス】
    市営地下鉄「赤坂駅」下車、4番出口から徒歩5分
    西鉄バス「赤坂門」下車徒歩5~7分
※ バスの場合は降車バス停が「新日本ビル前」「読売福岡ビル前」と異なりますので、上記地図持参の上ご確認ください。

3.参加費    勉強会 1,000円(資料・会場費として)
         懇親会(地下鉄赤坂駅付近を予定)4,000円(予定、希望者のみ)

4.内容
  テーマ:「無店舗地域の拡大と立地限界を突破する事業モデル」

(1)基調講演と話題提供 (60分+質疑応答)
 講師:(財)九州経済調査協会 情報研究部 次長  片山 礼二郎 氏
 概要:
 2005年から2010年にかけ、九州では20万人近い人口が減少し、今後、人口減のピッチが速まるものと思われます。
 その中で、すでに常設店舗の経営が成り立たない地域が拡大し、いわゆる“買い物弱者”と呼ばれる人たちが増えていくものと思われます。
 一方で、その種の地域の消費掘り起こしをビジネスチャンスと捉え、採算性を確保できるところまで顧客に近づき、併せて社会的問題を解決する事業モデルも登場しています。
 このような事例を紹介しながら、地域の問題を解決する「新しい公共」のイメージを提案いたします。

(2)グループディスカッション(60分)
 講演の内容に関連した話題について、グループで討議を行います。

(3)総括(グループごとにまとめ:15分+発表各グループ5分)
 問題意識を共有するため、各グループの議論内容を発表いただきます。

4.参加申込・問合せ先
件名を「Qサポネット第2回勉強会申込み」と記入いただき、下記の必要事項を本文に記載して、
 qsuppo.net<***>gmail.com(本会事務局)
 (送信時は<***>を半角アットマークに変えてください)
へお送りください。

<必要事項>
1)氏名(ふりがな)
2)所属
3)役職
4)メールアドレス
5)電話番号
6)懇親会の参加希望(いずれか記載ください)(参加 または 不参加 )
7)メーリングリストへの登録希望(いずれか記載ください)
(希望する または 希望しない または 既に登録済み)

5.申込み締切     10月20日(水)

6. お問合せ
 上記申込先のメールでお願いします。
(専属のスタッフがいませんのですぐにお返事できないかもしれませんが、ご了承ください)


【予告】第3回 勉強・交流会の開催日と内容が決定しました!!
(ぜひご予定に入れておいてください!)

期日 :2011年1月8日(土)午後
場所 :未定(福岡市内を予定)
講師 :福岡大学 商学部 教授 村上 剛人 氏
テーマ:
(仮)「到来する少子高齢化社会と地域商業の行方~医商連携によるまちづくりから考える~」

落語にご関心のある方、10/29-31は、博多の風物詩となった「博多天神落語まつり」が市内天神地区の4会場で盛大に開催されます。
既に売り切れの講演も続出とか。遠方から来られる方でお泊まりの方は、ぜひお楽しみのひとつに加えてはいかがでしょうか。

2010年8月21日土曜日

ブログご覧の方へ(お知らせとお願い)

Qサポネットのブログをご覧いただきありがとうございます。
ご覧頂いている方にお知らせとお願いです。

(1)セミナー等の記事について
 開催日が過ぎた記事は、原則として削除します。記事にリンク等を貼られる際はご注意ください。

(2)情報掲載について
 いまのところ、管理人や世話人あての情報をベースに流しています(なお、メーリングリストへの発展を予定しています)。
 ただ、せっかくのネットワークですので、多くの方からの情報提供をお待ちしております。
 情報掲載を希望される場合は、テキストデータでQサポネット事務局までメールをお送りください。なお、大変勝手ながら、掲載に関しての判断は事務局(世話人・管理人)にご一任ください。
 なお、画像を除くファイル等の掲載は、本ブログの機能制限がありできませんので、何卒ご了承下さい。
(Qサポネット事務局: qsuppo.net <##> gmail.com  ←<##>を半角アットマークにしてお送りください)

(3)コメント機能の利用について
 世話人全体で管理しているため、返信ができない可能性があります。
セミナー案内等はコメントやトラックバックができないようにしていますが、その他の記事についてもお問い合わせ等がございましたら、コメント機能ではなく事務局あてにメールでお知らせください。

(4)本ブログへのリンク(記事・ページ)
 基本的にリンクフリーとしたいと思いますが、リンクを張られる際は予め事務局までメールにてお知らせ下さい。

2010年8月12日木曜日

バス規制緩和の記事の紹介

Qサポ世話人の大井です。

手前みそですが、昨年3月に東京で行った乗合バス規制緩和に関する研究報告について、以下のページから無料でPDFファイルをダウンロードできるようになりました。

第95回 運輸政策コロキウム「乗合バス事業の規制緩和政策がもたらした効果」の講演概要
http://www.jterc.or.jp/kenkyusyo/publication/collo_index.html

ご関心のある方はご覧ください。

なお、『運輸政策研究』誌は、今後段階的にWEBでの論文公開を行っていきます(原則として発刊後1年以上経過したもので、著者の許可が取れたもの。一部の記事は除きます)。
ぜひご活用ください。

2010年8月9日月曜日

Qサポネットの紹介を頂きます

第5回日本モビリティ・マネジメント会議(JCOMM)で、関西の再生塾さんの発表がありました。

発表資料がJCOMMホームページ(第5回JCOMM発表資料のページへ飛びます)からアップされていますが、その資料の中で、我々Qサポネットをご紹介いただいております。
ご紹介に感謝申し上げますとともに、何かでこのネットワークをご紹介される際にはご活用いただければ幸いです。

あと、メールの署名欄に活用できる、Qサポネットの紹介文を作成しています。
必要な方は、コピー&ペーストして、皆さんのシグネチャ(署名)に入れご活用ください。
※Qサポのメールアドレスは、ハイパーリンクがかかる際に「@」マークにリンクがかからないことがあります(前半の.netまでをリンク先と自動認識してしまうため)。ご了承ください。
(スパム防止のため、下記の「@」マーク部分は「<%%>」に加工しています)
****************************************
(この部分は通常のメール署名を入れる)
------------------------------------

九州発の交通を考える人的ネットワーク
「地域と交通をサポートするネットワーク in Kyushu」
(略称 Qサポネット)をスタートしました。
ブログ http://qsuppo-net.blogspot.com/ 
多くの方のご参加をお待ちしております
(準備をお手伝い頂ける世話人も募集中です)。
情報提供のMLも開設予定です。
事務局 qsuppo.net<%%>gmail.com までお知らせください。
****************************************

2010年8月1日日曜日

第5回JCOMM(モビリティマネジメント会議)終了&第6回開催地決定

暑中お見舞い申し上げます。

7/30-31の2日間、福山市「まなびの館ローズコム」で、第5回日本モビリティマネジメント会議(JCOMM)が開催されました。


Qサポ代表世話人の大井は、大分市さんとの共同発表で、7/31のポスターセッション「Cセッション」に参戦しました。
大分市で行われている、交通不便地+乗合バス廃止代替のためのフィーダー交通「ふれあいタクシー」の見直しと活性化のための、アンケート調査及び現地入り込みのヒアリング、そして10月から予定しているトリガー的な増便実証実験の内容を取り上げています。

好天にも恵まれかなり暑い2日間でしたが、全国各地から400名強、72本の報告が行われ、各地の面白い取り組みの紹介や、活発な意見交換等が行われていました。
モビリティの活性化が、全国的に求められている証でしょう。

発表の内容は、こちらからダウンロードできますのでご覧ください。

※うまくアクセスできない場合は、JCOMMホームページ(グーグルで「JCOMM」で検索するとトップに出るそうです)から「JCOMM開催概要」をクリック、「第5回JCOMM」の箇所をご確認ください。

なお、2011年の第6回開催地は、杜の都・仙台に決まりました。
開催日は、7/15-16(金-土)です。
ご関心のある方、ぜひ発表にエントリーされてはいかがでしょうか?

なお、JCOMMでは正会員も募集中です。JCOMMホームページから確認いただければ、申込要領が記載されています(ご不明の場合はQサポ事務局へどうぞ)。

2010年7月23日金曜日

7/17研究会写真公開!

お待たせしました。
7/17研究会の写真のほんの一部ですが、記事に公開しています。
かなり撮っていますので、ご入用の方は事務局までお知らせください。

※撮影をお願いした大分交通の蛯谷さんにお礼申し上げます。

2010年7月21日水曜日

地域再生実践塾 熊本で開催されます(11/17-19)

今回のQサポネットの発足にバックアップ頂いた(と申しますか実は発案者ですが)熊本大学の溝上先生が主任講師となり、熊本で「まちなかに人を呼び込む仕掛けと仕組み」についての研修が開催されます。
溝上先生は、2010年度のJCOMMマネジメント賞を受賞されています(熊本電鉄利用促進のためのMM政策に関する論文で、橋本淳也先生・橋内次郎氏・末成浩嗣氏との共著です)。

ご関心のある方は、下記URLの要領に従ってお申し込みください。

日程  2010年11月17日(水曜日)~19日(金曜日)3日間
 ※ 17日は13:30開始、19日は11:55まで
会場  くまもと県民交流館パレア
     (水道町電停前、水道町交差点角。鶴屋デパート本館の隣)
概要  セミナー(レクチャー)5編、グループワーク(18日午後、19日)


詳細は、下記の「地域活性化センター」ページからご覧ください。
○ 全部の回の概要(終了分あり)
http://www.chiiki-dukuri-hyakka.or.jp/6_gyomu/jissen/h22gyo_jissen_01.htm

○ 熊本開催分
http://www.chiiki-dukuri-hyakka.or.jp/6_gyomu/jissen/h22gyo_jissen_h22_05_kumamoto.htm

Qサポネット7月例会終了しました!

Qサポネットの記念すべき初例会を7月17日に、九州大学箱崎キャンパス内「国際ホール」で」開催しました。
世話人一同(+参加者の一部も?)、せいぜい30人も集まればという心配があり、会場が広すぎたかと思っていましたが、結果的には当日の飛び入り参加含め60名(世話人含む)のご参加を頂きました。

少しだけ概要をご紹介します。
(1)話題提供
 北九州市の百武係長から、同市で行われている「おでかけ交通」の概要について説明がありました。この仕組みは、住民の自発的な議論に基づく地域交通の維持と、その議論の場を制度設計しており、コミュニティ単位でのニーズに合った交通体系の運営ができることが特徴です。この日は、市内第1号の「枝光地区」の紹介がありましたが、運行事業者である光タクシーの石橋社長も参加頂き、より突っ込んだ話がかわされました。

 ついで、世話人代表の大井から、バスのような基幹サービスと端末(接続)サービスとの組み合わせによる交通体系の維持について説明を加えました。公共交通の現状を簡単に説明したのち、今コミュニティ交通等で行われている議論の問題点と、北九州市の事例に対する評価を行いました。
 2件の報告について行われた質疑応答では、事業者・コンサル・大学関係などから活発な質問が出まして、休憩時間中も意見交換が交わされていました。

(2)ディスカッション
「北九州等の事例を参考にしての地域公共交通に対しての課題について」をテーマに、①要素の抽出(例:地域性、財源、利害調整、スタッフの能力、情報収集能力等)と②課題解決方法に関するディスカッションを行いました。
 事前に所属・地域が固まらないように7班に班分けした上で、各立場から自由に意見交換を行ってもらいました。世話人は各グループに入りましたが、あくまで議論のお手伝いに徹し、皆さんの日々の仕事、職場で使えるノウハウを相互学習することを期待してのディスカッションを進めました。テーブルには模造紙と画用紙を用意し、議論の内容などを自由にメモしてもらいました。


 少々時間がタイトで、40分程度とやや中途半端な議論になってしまいましたが、それぞれのグループがそれぞれのやり方で議論して頂き、成果を2分程度で発表してもらいました。色々な視点が出て、改めて交通の問題の幅広さ、奥深さと、今後の取り上げるべき課題が抽出された有益な時間となりました。


(3)懇親会
 3分の2程度の方が残って頂き、博多駅前の庶民的な酒場へ移動。食事を交えてざっくばらんな会話が続きました。実はこの会のメインはこれだったといっても良いぐらいで、こういう自由な雰囲気での意見交換と人的つながり(つまり、know howではなくknow who)を持ってもらえることを考えていました。
 20時ごろの中締めの後も盛会で、22時ごろまで盛り上がり、さらに酒場へ繰り出した?方もいたようです。

半ば私の思いつきと、ずいぶん前から同様のことを考えていたある先生の想いの実現化というベクトルが一致して、産声を上げるまでには時間がかかりましたが、何とか終了することができました。

まず、三連休の初日をささげて頂き、暑い中熱い議論をして頂いた皆様に感謝申し上げます。

世話人の役を快く引き受けてくださり、私のわがままにお付き合い頂いた大島さん・吉富さん・白石さん・竹隈さん・吉松さん・後藤さんと、現在留学中ですが会場手配に尽力頂いた梶田さん、そして(実質世話人同様のお手伝いをして頂いた)林田さん・平野さんには、本当に感謝申し上げます。
また、会の開催と情報提供をバックアップ頂いた西日本鉄道・九州運輸局・建設コンサルタント協会の皆様、大阪の再生塾の皆様に、お礼申し上げます。

次回以降も、ぜひご参加お待ちしております!この輪を、今回参加の皆様から広げていきましょう!
世話人の打合せをお盆明けに予定しています。世話人希望の方も、事務局へご一報ください。
(世話人も、打合せ後の飲み会がメインです。。。)

プレゼンについては著作権の関係でアップしませんが、ディスカッションのまとめをざっと入力したパワーポイントは、ご希望の方にPDFファイルでご提供します。Qサポネット事務局までメールをお願いします。

追伸 今回の会を以下のブログ記事で紹介いただきました。
三ケ森タクシーの社長ブログ 記事はこちらから
楽天バス・成定氏のブログ  http://plaza.rakuten.co.jp/nalys/diary/201007200000/

2010年6月23日水曜日

Qサポネット 設立趣意書

私たちネットワークのの設立趣意書を公開します。

-------------------------------------------------------
地域と交通をサポートするネットワークin Kyushu(通称:Qサポネット)
設立準備趣意書

1.設立の背景と目的

 鉄軌道やバス・タクシーなどの地域公共交通は、私たちの日常生活や経済活動を支えています。しかし、自動車に依存した生活スタイルの普及等によって利用者の減少が著しく、その維持が非常に困難になっています。特に九州では、中山間地域・島しょ部・人口空洞化した中心市街地が点在しているため、乗合バスの減便や廃止が相次いでおり、結果として日々の通院や買い物等が困難になっている地域は、既に都心・地方問わず拡大しています。

 このような現実に対して、地方自治体を中心に、コミュニティバスの運行など地域と交通のあり方を見直す動きがみられるようになってきました。また一部の地域では、住民団体や商業・医療・介護等の地域関係者が交通事業者等と連携して、自らバスなどの移動手段確保に取り組むケースも増えてきました。
このような取り組みを行うには、専門知識や経験、情報収集、そして地域関係者の調整が必要で、地方自治体や地域関係者は相談相手を探すのに苦労しているところもみられます。また、コンサルタントや研究者が地域公共交通に関わることが増えてきましたが、総合的にコーディネートする人材はまだ不足しています。交通事業者は、運営や運行に関して豊富な知識と経験を持っていますが、地域関係者や異業種との連携による新しいビジネスモデルによって顧客を創造し、地域の課題解決も図ることが今後の事業継続のために必要な時代になっています。

 そこで、人口減少・高齢化が全国に先駆けて進行する九州において、深刻化が予想される交通と交通に関連する地域課題を解決していくためには、行政スタッフ、交通事業者、コンサルタント、研究者、住民団体、商業・医療・介護等の地域関係者が、お互いの「知恵」を、立場を超えて「横串」でつないでいくネットワークづくりが必要と考え、私たちは「(仮)地域と交通をサポートするネットワークin Kyusyu(通称:Qサポネット)」を発足することにしました。このネットワークでは、地域と交通の問題に関心があり、また可能性を感じている方が自発的に集まり、自由に議論を行います。そして、地域の公共交通を新たな社会資本として再生・活用することによって、地域活性化を図ることを目的としています。
当面は、勉強・交流会という形態で活動していきますが、まずは立場を超えた交流・自由な意見交換を行うためのネットワークづくりを行います。その後、実践的な交通計画や運営方法について、立場を超えての知恵の共有化を図っていきます。長期的には、地域公共交通のコーディネート人材育成、さらには観光・まちづくり・介護・生活支援・地球温暖化対策等、異なる政策や事業連携による新しいビジネスモデル形成の促進も目指していきたいと考えています。

 2010年6月21日
       地域と交通をサポートするネットワークin Kyushu(通称:Qサポネット)
       世話人代表 大井 尚司(大分大学)

2.目的
 地域の公共交通を新たな社会資本として再生・活用することによって、地域の活性化を図る

3.取組目標(活動計画)
短期   交流・意見交換を行うためのネットワークづくり
  * 地域公共交通に関して、立場を超えた交流・自由な意見交換を行うためのネットワークづくり
    ・ 行政職員、交通事業者、コンサルタント、研究者、地域住民 等
  * 異分野との交流によって、多面的な視点を醸成
    ・ 交通関係者だけでなく、観光や医療福祉、環境関連企業・団体、NPO等
  * know how(ノウハウ)よりもknow who(人脈)を形成


中期   実践的な交通計画や運営方法に関する研究
  * 補助金や支援制度を有効に活用する方法の研究
  * 交通事業者やコンサルタントを有効に活用する方法の研究
  * 住民参画や住民団体との連携方法(ワークショップ・広報)等の研究


長期   コーディネート人材育成、新しいビジネスモデル形成の促進
  * 地域公共交通のコーディネート人材育成の促進
     ・ 地方に拠点を置くコンサルタントの育成 等
  * 異なる政策や事業連携による新しいビジネスモデル形成の促進
     ・ 観光やまちづくり、介護、生活支援、地球温暖化対策 等

4.第1回勉強・交流会の世話人 (五十音順)
大井 尚司 (世話人代表・大分大学 経済学部 経営システム学科 准教授)
大島 隆  (西日本鉄道(株))
梶田 佳孝 (九州大学 大学院工学研究院 環境都市部門 助教)
後藤 孝夫 (近畿大学 経営学部 商学科 准教授(前・九州産業大学 准教授))
白石 悦二 (日本工営(株))
竹隈 史明 (復建調査設計(株))
吉松 秀敏 ((株)ケー・シー・エス)
吉富 実  (西日本鉄道(株))


5.問い合わせ先
電子メール : qsuppo.net <at>gmail.com (本会専用メールアドレス)
※スパムメール防止のため表記を変えています、送信時は<at>を半角@マークに変えてお送りください。

2010年6月20日日曜日

7/17 第1回勉強・交流会開催(福岡)のご案内

この度、地域交通に関わっている若手有志(研究者、コンサルタント、交通事業者)で、勉強・交流会「地域と交通をサポートするネットワーク in Kyushu(略称:Qサポネット)」を立ち上げることになりました。
Qサポネットでは、まず地域公共交通に関して、立場を超えた交流・自由な意見交換を行うためのネットワークづくりを行うため、本年度は7月17日を皮切りに3~4回勉強・交流会を開催したいと考えております。

つきましては、第1回目の勉強・交流会を以下のとおり開催いたしますので、ぜひご参加ください。

■ 開催日時 2010年7月17日(土)  勉強・交流会     14:00~17:00
                  懇親会(希望者のみ) 17:30~19:30
                       *会場は当日案内します

■ 会 場  九州大学 箱崎キャンパス 理系地区 (福岡市東区箱崎6-10-1)
     「国際ホール」(下記大学地図No.50にある白い建物です)
http://www.kyushu-u.ac.jp/access/map/hakozaki/hakozaki.html
(アクセス)
地下鉄「箱崎九大前」 下車、2番出口から貝塚駅方面へ徒歩5分、 右側の「理系中門」(左側は「文系中門」)から約30m、「韓国研究センター」の隣

■ 参加費     勉強・交流会 1,000円(資料・会場費として)
         懇親会(希望者のみ) 4,000円程度

■ 内容
テーマ:北九州市の交通不便地域対策~おでかけ交通~について学ぶ
(1)事例報告
講 師 : 北九州市 建築都市局 都市交通政策課 係長 百武 克巳氏
テーマ : 「北九州市の交通不便地域対策~おでかけ交通~について」
内 容 :
 バス路線廃止等の交通不便地域では、「市町村を中心に運行計画を立て、交通事業者に委託してコミュニティバス・タクシーを運行する」ことが一般的です。
 しかし、北九州市の「おでかけ交通」制度では、地域住民(運営委員会)が中心になって方針を決め、住民の合意形成を図りつつ、交通事業者の専門的見知からの意見を踏まえ、運行計画を策定します。そして、交通事業者がジャンボタクシー等の運行を行うという取り組みが行なわれています。
 市の関与は、協議会の運営支援や車両購入等の補助が主で、あくまでも地域住民を主体に生活交通の確保が図られていることがその大きな特徴です。昨年度からは、利用状況に応じた助成制度の導入も行われています。
 当日は、北九州市のご担当者から概要を報告いただいた後、参加者で議論を行いたいと思います。

※参考
北九州市おでかけ交通
http://www.city.kitakyushu.jp/pcp_portal/contents?CONTENTS_ID=4556

枝光やまさか乗合タクシー(八幡東区)
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/transport/pdf/090_kitakyushu.pdf
http://www.hikari-taxi.co.jp/one-coin-bus.html

(2)基礎情報提供(大井 尚司 大分大学)
(3)個別の質疑応答
(4)質疑応答および討議
 皆さんの問題意識に応じて、個別およびグループでの質疑応答と討議を行います。応答については、講師のみならず、参加者からの回答も含め、自由に議論したいと思います。また、自己紹介をお願いするので、参加の目的や問題意識等、1分程度でお話しできるよう整理しておいてください。
(5)総括


■ 参加申込・問合せ先
「Qサポネット第1回勉強会申込み」と件名を記入の上、下記の<必要事項>を電子メールまたはファクスで送付願います。

E-mail : qsuppo.net<at>gmail.com *本会専用メールアドレス
※スパムメール防止のため表記を変えています。メール送信の際は<at>を半角@マークへ変えてお送りください。
Fax : 097-554-7697   *大分大学大井研究室内
(お問合せは極力メールでお願いします。)

<必要事項>
氏名(ふりがなも)、所属、役職、電話番号、電子メールアドレス、メーリング登録希望の有無(メーリングによる情報提供を行います※)、交流会の参加希望(参加・ほぼ参加・不参加)       
※メールをお持ちでなく、今後連絡を希望される方は、住所かFaxをお知らせください。
※※ このブログのコメントでの返信は、ご遠慮ください。

■ 申込み締切 7月8日(木)

■ 第1回勉強・交流会 世話人 *五十音順
 大井 尚司 (世話人代表・大分大学 経済学部 経営システム学科 准教授)
 大島 隆  (西日本鉄道(株))
 梶田 佳孝 (九州大学 大学院工学研究院 環境都市部門 助教)
 後藤 孝夫 (近畿大学 経営学部 商学科 准教授(前・九州産業大学 准教授))
 白石 悦二 (日本工営(株))
 竹隈 史明 (復建調査設計(株))
 吉松 秀敏 ((株)ケー・シー・エス)
 吉富 実  (西日本鉄道(株))

2010年5月26日水曜日

お待たせしました!第1回研究会を開催します!

本研究会が発起してから早2年がたちました。
その間に、協力いただける方を増やしながら、会のあり方や内容について真剣に議論しました。

ようやく、研究会を実施できる運びとなりました。

第1回は7/17(土)に福岡市で開催を予定しています。

詳細は追ってご案内しますので、ご参加をお待ちしております。

新ブログの開設

これまで「アンテナブログ」サービスを利用して開設しておりましたが、
サービスの停止に伴い、グーグル提供の本サービスへ移行しました。

旧アドレスでご登録の方は、ブックマークの変更をお願いします。

なお、旧ブログは2010年6月19日までは公開しておりますが、
新たな情報提供は今後は本ブログで行います。
旧ブログには更新しませんので、ご注意ください。

Qサポ研事務局