いささか遅くなってしまいましたが、情報提供です。
(1)九州運輸局によるコミュニティバスの実態調査
コミュニティバスや乗合タクシーは、なかなかその実態が分かりにくく、本当に入れて効果があったのか、どのように評価すべきなのか、分かりにくい部分がありました。
ただ、いくら成功した事例があっても、それをコピーして他地域に導入することは危険です。
ぜひ、地域特性の把握と、定量的な評価を行ってから導入することが肝要です。
Qサポネットのコアメンバーもそのようなお手伝いをしておりますが、このほど運輸局で大変な労を採られてデータを整理されました。
手間のかかる作業を行って頂き感謝しています。ぜひご活用頂ければ幸いです。
ファイルへのリンクを載せておりますので、ダウンロードしてご利用ください。
http://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/press/2011-0329-kikaku.htm
(このページにPDFファイルへのリンクが載っています)
(2)地方交通の新補助要綱
既に自治体には説明があったようですが、いわゆる「サバイバル戦略」に基づく、オール公共交通を枠とした包括的な補助制度が施行されます。
Qサポネットでも、この制度の話は重要な話題として取り上げていきたいと思います。
自治体・事業者の方と、有効な活用方法について議論していき、またそのお手伝いをしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
地域公共交通確保維持改善事業の補助金交付要綱について
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/transport/sosei_transport_fr_000073.html
(3)交通基本法
すでに1か月前の話ですが、法案のリンクを載せておきます。
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo12_hh_000032.html
最後に余談ですが、書物のご紹介です。
『観光入門 観光の仕事・学習・研究をつなぐ』青木義英・廣岡裕一・神田孝治(編著)
新曜社 ¥2,205(税込)(2011.3刊行)
=> 観光関係の27分野をオムニバスで書いています。事務局の大井が「観光経済学」の章を書いています (定価の2割引で購入できますので、希望の方は事務局までご連絡ください)。
『はじめての地域学-「地域」が映し出す社会』地域学研究会(編)
ミネルヴァ書房 ¥2,625(税込)(2011.04.20刊行=予定より1か月遅れました)
=> 「第9章 地域の問題としての交通について―「高速道路の料金割引・無料化」を題材に」を書いています。そのほか、「地域」に係るトピックを全10章にまとめています。