2010年7月21日水曜日

Qサポネット7月例会終了しました!

Qサポネットの記念すべき初例会を7月17日に、九州大学箱崎キャンパス内「国際ホール」で」開催しました。
世話人一同(+参加者の一部も?)、せいぜい30人も集まればという心配があり、会場が広すぎたかと思っていましたが、結果的には当日の飛び入り参加含め60名(世話人含む)のご参加を頂きました。

少しだけ概要をご紹介します。
(1)話題提供
 北九州市の百武係長から、同市で行われている「おでかけ交通」の概要について説明がありました。この仕組みは、住民の自発的な議論に基づく地域交通の維持と、その議論の場を制度設計しており、コミュニティ単位でのニーズに合った交通体系の運営ができることが特徴です。この日は、市内第1号の「枝光地区」の紹介がありましたが、運行事業者である光タクシーの石橋社長も参加頂き、より突っ込んだ話がかわされました。

 ついで、世話人代表の大井から、バスのような基幹サービスと端末(接続)サービスとの組み合わせによる交通体系の維持について説明を加えました。公共交通の現状を簡単に説明したのち、今コミュニティ交通等で行われている議論の問題点と、北九州市の事例に対する評価を行いました。
 2件の報告について行われた質疑応答では、事業者・コンサル・大学関係などから活発な質問が出まして、休憩時間中も意見交換が交わされていました。

(2)ディスカッション
「北九州等の事例を参考にしての地域公共交通に対しての課題について」をテーマに、①要素の抽出(例:地域性、財源、利害調整、スタッフの能力、情報収集能力等)と②課題解決方法に関するディスカッションを行いました。
 事前に所属・地域が固まらないように7班に班分けした上で、各立場から自由に意見交換を行ってもらいました。世話人は各グループに入りましたが、あくまで議論のお手伝いに徹し、皆さんの日々の仕事、職場で使えるノウハウを相互学習することを期待してのディスカッションを進めました。テーブルには模造紙と画用紙を用意し、議論の内容などを自由にメモしてもらいました。


 少々時間がタイトで、40分程度とやや中途半端な議論になってしまいましたが、それぞれのグループがそれぞれのやり方で議論して頂き、成果を2分程度で発表してもらいました。色々な視点が出て、改めて交通の問題の幅広さ、奥深さと、今後の取り上げるべき課題が抽出された有益な時間となりました。


(3)懇親会
 3分の2程度の方が残って頂き、博多駅前の庶民的な酒場へ移動。食事を交えてざっくばらんな会話が続きました。実はこの会のメインはこれだったといっても良いぐらいで、こういう自由な雰囲気での意見交換と人的つながり(つまり、know howではなくknow who)を持ってもらえることを考えていました。
 20時ごろの中締めの後も盛会で、22時ごろまで盛り上がり、さらに酒場へ繰り出した?方もいたようです。

半ば私の思いつきと、ずいぶん前から同様のことを考えていたある先生の想いの実現化というベクトルが一致して、産声を上げるまでには時間がかかりましたが、何とか終了することができました。

まず、三連休の初日をささげて頂き、暑い中熱い議論をして頂いた皆様に感謝申し上げます。

世話人の役を快く引き受けてくださり、私のわがままにお付き合い頂いた大島さん・吉富さん・白石さん・竹隈さん・吉松さん・後藤さんと、現在留学中ですが会場手配に尽力頂いた梶田さん、そして(実質世話人同様のお手伝いをして頂いた)林田さん・平野さんには、本当に感謝申し上げます。
また、会の開催と情報提供をバックアップ頂いた西日本鉄道・九州運輸局・建設コンサルタント協会の皆様、大阪の再生塾の皆様に、お礼申し上げます。

次回以降も、ぜひご参加お待ちしております!この輪を、今回参加の皆様から広げていきましょう!
世話人の打合せをお盆明けに予定しています。世話人希望の方も、事務局へご一報ください。
(世話人も、打合せ後の飲み会がメインです。。。)

プレゼンについては著作権の関係でアップしませんが、ディスカッションのまとめをざっと入力したパワーポイントは、ご希望の方にPDFファイルでご提供します。Qサポネット事務局までメールをお願いします。

追伸 今回の会を以下のブログ記事で紹介いただきました。
三ケ森タクシーの社長ブログ 記事はこちらから
楽天バス・成定氏のブログ  http://plaza.rakuten.co.jp/nalys/diary/201007200000/

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